68.カスタムネームプレート【Haru】制作実績

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68.カスタムネームプレート【Haru】制作実績

昨年末にご相談をいただきました！

「ご無沙汰してます。
去年、喧嘩札両面表でお世話になりました○○です。

実は相談なのですが、革製の鞄を作るので鞄の表にネームのエンブレムを作れないかなと思いまして。

大きさ的にネームネックレスの特大サイズ長さ50mm位で、、、取付方法ですが、裏からビス留めで左右1本ずつで留められれば良いかなと思ってます。

可能でしょうか？」

実はこのネームエンブレム系のご依頼初めてではありませんでした

鞄にカスタムするネームエンブレムの上面

とはいえご希望のサイズはかなりの大物で、デザインと機能の両立を図らなくてはいけないので、超えるべきハードルがいくつかありますね。

ハードル１．そもそも使用できるのか？

鞄にカスタムするネームエンブレム裏面

たとえば、長期間の使用にたいして、どれくらいの耐久性があるのか？という点はなかなかテストできません。

過去の類似作品の経過から、最適な仕様デザインを決めていきます。

このあたりは、まったくの新仕様となると、ほぼ頭の中だけの推測になるので、実現化後に問題がでるのはしょうがない部分もあります。

ハードル２．希望デザインでも対応できるのか？

鞄にカスタムするネームエンブレムの大きさイメージ

ひとつめのハードルで耐久性がでる仕組みが完成していても、肝心なお客さまご要望のデザインと両立できるのか？

という問題が次に起きますね。今回は、最初の想定ではツメ部分は上下左右に長方形を描くようにするイメージでした。

ですが、やはり筆記体の裏面になるため、そう簡単には行きませんでした。

文字形に合わせてツメの向きを変えないと、設置されてから文字がしっかりくっついて離れないという仕様にならないことが判明。

苦肉の策として配置しました。

ハードル３．次工程の鞄職人さんに使いやすくできるのか？

ネームエンブレム製作秘話

これも大切なことで、自分だけがよくても、鞄として完成しないのならまったく使い物になりませんよね。

ですので、取り付けたツメは、鞄職人さんがいかようにも加工できる範囲のものを用意しました。

曲げたり、切ったり、できる冗長性を最大にもたせてあるつもりでした。

そして最終判断をお任せすることになりました。