毎年、工房には年始よりたくさんの祭り男たちがお見えになります。
口々におっしゃるのは、木札はもう作り倒した。だから次はその上を作りたいんだ!ということでした。
大相撲の本場所開催中には、見事なのぼりがトコロせましと並びます。勇壮ですし、たいへん綺麗です。
両国駅って、意外と近いですからどうぞお出かけくださいませ。ちなみに、秋葉原から2駅先です。
大江戸博物館や水上バスのりばもありますから、散歩にはちょうどよいと思いますよ。
ただ、場所開催中の18時前後は大変な混雑になるのでご注意くださいね!
この写真の名前入り商品(オリジナルネーム銀彫札・千社札・火消し札)がこれまで製作販売してきましたオーダーメイドでお作りするメンズ向け「銀製 八角銀彫札・千社札・火消し札」です。
これが、なんとこの消費不況と呼ばれる時代に飛ぶように売れ始めてしまいました!
正直、驚いたのは店主自身です。どうかみなさまにもその理由を知っていただきたくて、今回はページを大幅に刷新いたしました。
できれば5分ほどのお時間を頂戴して、ご説明させていいただこうと思います。
こちらは現在、15942枚の製作完了いたしました!(2024/11/15)
みなさま、おかげさまでいつもありがとうございます!
父の日から夏祭り前のこの時期になると特にご注文が殺到してまいります。
とある日の工房からご発送直前の八角銀彫札・千社札・火消し札/豆銀ストラップたちの様子を捉えたスナップです。
この中によく売れ始めてしまった、八角銀彫札・千社札・火消し札も含まれているのです!!
驚いちゃいますよね!
では、初めてのお客様もいらっしゃると思いますので、少しだけ八角銀彫札・千社札・火消し札のご説明をさせてもらいます。
その後で売れ始めた理由をお知らせしますので、まずは概略をご確認ください!
この八角銀彫札・千社札・火消し札は、大江戸東京の下町、両国で生まれました。この辺りは今でも祭り、神輿の下町文化が色濃く残る土地柄。
神輿の担ぎ手の方々は、胸にその所属を示す提げ札をしております。よく祭り用品店などでも売られている、木の札に苗字の焼印を施したものです。
ただ粋を極める男衆たちは、その木札に飽き足らず、「他にもっと渋い逸品はないのか?」と周囲に聞いて回る顛末。
そのときに白羽の矢が当たったのが、当時ひとりで銀細工を作っていた現在の工房史(ふみ)の職人様でいらっしゃいました。
ちなみにこちらの銀彫札・千社札・火消し札写真のお名前は「鶫汀(らいちょう)」と読むそうです。
神輿の担ぎ手といいますと、殿方はもちろんのこと、最近では女性の方の担ぎ手も多くいらっしゃいます。
そこで、八角銀彫札・千社札・火消し札は(大)(中)(小)の3種類からお選びいただけるようになりました。
ご近所の桐箱屋さんのご好意から、いつでも途切れなく最高の桐箱を用立てていただけるようにもなりまして、商品お届けの際にはこのような桐箱に入ります。
ちなみに、その中の白い巾着は保管用でございます。銀は空気中の硫黄分に反応して黒ずみます。すこしでも変化を抑えるように、保管時にはこの巾着に入れていただくとよりいっそう安心です。
さらにこの厚みにも謂(いわ)れがございます。
もともと最初の銀彫札・千社札・火消し札は1ミリ程度の厚みでございました。
ところが、神輿の担ぎ手さんの檜舞台である宮入りの大一番のときにはやはり銀彫札・千社札・火消し札ももみくちゃになります。
銀彫札・千社札・火消し札の由来でもある一番の見せ場ですから、多少の(?)殴り合いもつきもの。。。
無事、花棒を担ぐことの出来た担ぎ手さんの胸元を見るとやんわりとですが、曲がったような銀彫札・千社札・火消し札がぶらさがっていました。
そこでその話を聞いた職人様は、神に仕えるモノの名札が少しとはいえ反ってしまうのはいけないと、、少しもゆがまない厚みにまでその厚さを増したのです。
でも、「絶対に価格は変えない!」というので、店長はかなりの冷や汗ものでした。。。。
あ、、すいません、話がだいぶ横道にそれました。そこで、この銀彫札・千社札・火消し札がどうして飛ぶように売れたのか?その理由についてお話をしたいと思います。
みなさま、その理由、何だとおもいました?
とあるお客様からのご要望でした。
「銀彫札・千社札・火消し札に差し札は入れられないのかい?」と。。。。
みなさま、わかります? 差し札って何か。
それがこちらです。
はい、ど〜ん。
すぐに職人様に確認しました。
「できますか?」と。
「うむ、やってみる。」
画面でもご理解いただけると思いますが、かなり細かい細工になる訳です。
どうです、これだけでは正解ではないんです。
さあ、みなさん、何だと思いますか?
みなさま、聞いてください。
『井の中の蛙大海を知らず』と気づかせていただくお客様が少なからずいらっしゃいます。
突然何かといえば、この銀彫札・千社札・火消し札写真でお分かりいただけると思います。
『厚みがあるのは分かったが2.5ミリじゃ足りない!さらに厚みを倍にしてくれ!!』と店長は言われました。。
これもすぐに職人様に確認します。
「できますか?」と。
「うむ、やってみる。」
画面でもご理解いただけると思いますが、厚み2倍でも重量は2.5倍近くになります。
どうしてかといいますと、文字の余白部分が存在しないためです。
このように分厚くなるとさまざまな工程に影響がでてきます。
とくに鋳造時には「ヒケ」という特有のへこみが出やすくなるのです。
結局、こちらは料金倍額いただく必要が出てしまいました。
ですので、これも正解ではないんです。
しかもこちらは過去に2例しか実績がありません。。
※2022年現在、写真は全部盛りの特大倍厚両面彫りになります。本年だけで10数枚程度お作りできるようになりました。
じゃ、本当の理由は何だ?と
これが本当の理由でした。。
「家紋」といえば皆さまが一番大切になさるはずの意匠ですよね。
でもこれは一番の難所でした。
基本的に非常に細かいですから。。。。
写真の銀彫札・千社札・火消し札「丸に蔦(つた)」も細かいですよね。。。
でも、お客様のご要望(ニーズ)は完全に高かったんですね。これでご注文の半分は家紋入りの差し札入りで、届くようになりました。
そうなると今度は大変です。
聞いたことも見たこともない家紋のご要望が寄せられるようになりました。
大 でご注文の場合、桐箱とのバランスを見るとコレくらいです。
家紋のご注文はどんどんいただいております。
ご家紋の意匠は渋くてどれも洗練されていますね。
こちらは圧巻!
ペアでのお申し込みでした。しかも差し札に名前を入れるという、正式な使い方をなさる大変礼儀正しいお客様でした。
家紋の「五七桐」もやはり難しかったようです。
喧嘩札の大きさが中なので、家紋の実現にはかなり気を使いますね。ですので、家紋は小サイズでは載せられないことご理解いただけると幸いです。
通常は鹿革ひもをお付けしておりますが、やはり革紐は消耗品。
ずっと使えてしかもピッタリなのは、、、、
やはり銀鎖でしょう。いろいろ準備しておりますので是非、ご注文の際にはご検討ください。
これまでも要望の多かった籠文字についても、条件付でお申し込み受付開始しました。
どういう条件かといいますと。。。
「画数があまり多くない漢字に限る」
ということです。何故かともうしますと、籠文字はもともと紙に書くときに墨一色でできるだけ面積を使うことが良しとされる書体です。一説には寄席や歌舞伎でお客様がすし詰めになることを祈願して、目いっぱい文字を太くして余白(空席?)をなくそうとしたそうです。
ただ、それを銀で表現するとなると、画数が多い文字の場合、余白がなくなるのでほとんど字として読めない。。という事態が起こるのです。
例えば「佐藤」さんの藤はむずかしいです。「小川」さんならピッタリですね。というように字で左右されます。ご理解くださいませ。
ここまでくると、家紋じゃなくてオリジナルもできないのか?とご要望をいただきました。
会社の社章とおっしゃいましたが、FAX入稿いただきまして、なんとか無事にお届けできました。
こちらが築地にも出入りをされているという鮮魚業を営むお客様からのご要望でした。
身長185cm 体重100キロだから厚くても大丈夫!といわれてお作りしました!
お届け後のひとこと「もっと厚くていい!」
店長「…………………………」
だって、一般の方はこれで十分ですからね!本当に
絶対にどんなにもみくちゃになっても微塵もゆがみませんよ。
小判の饅頭ではありませんよ。
このように表書きをご用意することも出来ます。
ご注文時に
「のし表書き希望: 」
とお知らせくださいませ。
それから、このようなご注文も過去に数回承っております。
英字ですと6文字までいけます。
漢字は3文字までです。
が、最近では4文字のお客さまもいらっしゃいます!
こちらは中国に帰るから間に合わせて欲しい
というお客様でした。いよいよ、漢字の母国中国にも八角銀彫札・千社札・火消し札はわたりましたよ!
写真の銀彫札・千社札・火消し札は、牛嶋神社大祭にて撮影しました。いつみても豪華絢爛な神輿(みこし)であります。
その1…神輿を高いところから見下ろしてはいけません。なぜなら、神輿には神様が宿るから。
最近は、両国近辺でもマンションのベランダから見下ろしている人を多く見かけるようになりました。
残念なことですね。
そうかと思えば、マンションの玄関まで車椅子で下りてきて見ているおばあちゃんもいます。
しっかりと受け継ぎたい道徳ですよね。。
その2…「神輿の大ききは測って良いが、重さは決してロにしてはならない」
やはり、神輿は神様の宿るもの。その重い、軽いを人間が論ずるなどもってのほか!というわけです。
まあ、そもそもその重さは担いだヒトにしかわかりませんよ。ホント重いです。。。
漢字、ひらがなのどちらにおいても、そのやさしい曲線がおりなす風味が最高なんだ。と 職人さんはおっしゃってました。
それにしてもいかがですか? このかすれた祭り半纏に、年季の入った銀彫札・千社札・火消し札が 最高によいバランスを見せていますよね!!
『 ザ・和 』というにはピッタリ!
この育てて着たおす感覚は、最近のデニムジーンズの大流行にも象徴されるように、 日本人の根っこのところに響く感性なのではないでしょうか?ついつい名札をみて なでたりしてしまうんです。。。
夏祭り というのにふさわしいこの青空
残暑とはいえ暑い、暑い。。
大江戸博物館の中2階はたいへん広大なスペース
ここにも毎年、神輿が上がります!
勇壮ですよ!!!!
一番の売れ筋は「大の家紋差札入」です。祭りやイベント向けには「特大」も人気です。「二倍厚」は身長180cm体重100kg超えの体格にのみおすすめ。普段使いのネックレス、御守りとしては「中」が人気です。「小」は女性からカワイイ大きさと喜ばれます。
・製作に4週間かかること
・サイズが4種類あること
・厚みが2種類あること
・書体が2種類あること
・家紋を入れることができること
・差し札を入れることができること
・ロゴマークを入れることができること
・チェーンがオプションであること
・裏面彫刻がオプションであること
・メッキ仕上げがオプションであること
・マルカンと角カンのおはなし
・お手持ちのチェーンに通したい方へ
・18金・プラチナで欲しい方へ
仕様が確定してから製作に着手します。
ろう原型を作り、銀に鋳造して、磨き上げて仕上げます。
それぞれの工程で気を抜かずにじっくり丁寧に行います。
そのため4週間かかります。
4種類の大きさをご用意しております。
特大 46mm×23mm
大 40mm×20mm
中 30mm×15mm
小 20mm×10mm
特大は男性におすすめです。インパクト十分です。
大は男性におすすめです。インパクトがあります。
中は女性にまた、男性の普段使いにも人気あります。
小はストラップにまた、女性の普段使いにもなります。
通常厚と二倍厚がございます。
一般的には通常厚で十分です。こちらで、2ミリ強ございます。
二倍厚は180cm 100kg というような方に人気です。
重量は通常厚の3倍になりますので、一日中着けていたら肩が懲ります。
そんな無骨な方にだけお作りしています。重さはノークレームで願います(笑)
勘亭流(かんていりゅう)と
寄席文字(よせもじ)がございます。
定番は勘亭流です。注文の8割はこちらです。やわらかい曲線で構成されます。
男性に人気の寄席文字です。角ばって太い文字が雄雄しい印象を与えます。
どんな家紋でも承ります。
ただし、特殊な家紋でデータがない場合には、
さらにデザインおこし費用がかかる場合もあります。
ご相談ください。
差札は4文字までを推奨とさせていただいております。
ロゴマークは家紋と同様に入れられます。
どんなロゴマークでも承ります。
ただし、特殊な家紋でデータがない場合には、
さらにデザイン起し料がかかる場合もあります。
ご相談ください。
別売となります。
長さは4種類ございます。
太さが3種類ございます。
工房史のシルバーチェーン一覧
極太チェーンは二倍厚におすすめします。
太チェーンは通常厚の(大)におすすめします。
細チェーンは通常厚の(大)か(中)におすすめします。
(二倍厚 もしくは 特大・大 向け)
極太 60cm
極太 50cm
極太 45cm
極太 40cm
(通常厚 大 向け)
太 60cm
太 50cm
太 45cm
太 40cm
(中 向け)
細 60cm
細 50cm
細 45cm
細 40cm
(小 向け)
極細 60cm
極細 50cm
極細 45cm
極細 40cm
【極太】【太】【細】【極細】と用意させていただいてます。
【極 太】には 特大 があいます
【 太 】には 大 があいます
【 細 】には 中 があいます
どうですか?一応、どのチェーンも通しますが、やはり【太】がベストかと思います。
え、何で写真は3種類かって、、、 女性向けに40cmあります。 ただ、一般的に男性はこの3種類からお選びいただいております。
シャツスタイル(襟付)の場合には、第2ボタンを外してチラ見せできるのが45cmです。50cmになると第3ボタンまで外さないと見えないので、カットソースタイルがメインの方にはオススメします。
裏面にレーザー彫刻を入れられます。
価格は 11,000円かかります。
細かい線描が得意ですが、彫りの深さはミクロン単位です。
通常は 凸面が銀の鏡面仕上げ 凹面が いぶし銀墨入れ仕上げ となります。
ただし、変色します。
変色を嫌う方に向けてメッキのご用意が4種類ございます。
(銀色)ロジウムメッキ
(金色)ゴールドメッキ
(桃金色)ピンクゴールドメッキ
(黒鉄色)ブラックルテメッキ
よくご依頼を受けます。
「手持ちの喜平のチェーンに通したいんだけど。。。」
通らない場合が多いです。
理由はチェーンの幅が広いために、マルカンを通らないからです。
そこでマルカンのサイズアップも承ります。
過去に数件の製作例はございます。
ただしマルカンが大きすぎると、
横から見て札が斜めにぶら下がることになります。
不恰好です。
できるだけ当店のチェーンをお使いいただくことをご検討いただいております。
上記のチェーンの話と関連します。
「通常厚に二倍厚の角カンをつけたいんだけど。。。」
あくまで二倍厚の場合に孔をあけてもマルカンが通らないために
角カンをご用意しております。
通常厚には、角カン自体が大きすぎてぶら下げると札が少し下向きにぶら下がることになります。
こちらは残念ながら承っておりません。
角カンは「二倍厚のためだけに許された仕様」とお考えください。
申し訳ございません。ただいま、金・プラチナでのお見積もり・製作は、現在、受け付けておりません。
施設の準備対応に時間をかけることができないため、銀のみでの製作となります。
ご容赦くださいませ。
☑壊れない厚み
壊れません。一生モノになります!
☑彫りが消えない浮かし彫り
彫りが深く文字がきえることはありません!
☑手間にこだわる八角形
さりげない心意気!平行、垂直って難しいのに45度まで!
☑どんな家紋でも対応
ひとつひとつ手作りしますからご要望にお応えします!
☑デザイン診断があるから安心
これまでの経験からアドバイスさせていただきます!
【特大】 倍厚両面 154,000円
【特大】 倍厚片面 132,000円
【特大】 通常厚 66,000円
【 大】 倍厚両面 132,000円
【 大】 倍厚片面 110,000円
【 大】 通常厚 49,500円
【 中】 通常厚 38,500円
【 小】 通常厚 13,200円
せっかくのご縁です。デザイン診断をどうぞ!
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せっかくのご縁ですからデザイン診断まで受けてお帰りください!
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